Menu

池田信太郎さんに聞いた
子供の主体性を引き出す
環境作りについて

編集部

バドミントンを始めたきっかけは遊びの延長

編集部バドミントンを始めたキッカケは?

池田福岡県にある地元で父がバドミントンクラブの指導者をしていて、そこに5歳ぐらいから一緒について行って遊んでいたのがキッカケですね。
体育館の隅で小学生のプレーを見ていたり、遊んでもらったりしながらバドミントンに触れ合って、本格的にプレイヤーとしてバドミントンを始めたのは小学生2年生の時です。

編集部小学2年生ですか、それほど早くないですね。

池田そうです。全然早くはないです。でも良かったのは5歳からバドミントンに触れ合い、小学生のプレーを見ていたので自分がやるようになった時にイメージができていて自然とできることが多かったです。また、強制ではなく遊びの延長で自然とバドミントンを始めたのでそれは良かったと思います。

編集部それはいいですね。小学校低学年ながら自分が好きという状態でバドミントンに入れたのはいいですね。
2年生から始めてすぐにバドミントンは結構できたんですか?

池田はい。「こういうのができなくて困った」という記憶はあまりなくて、小さい時から上のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちとゲーム感覚で何点とったら勝ちとか、「ばーん」て決めたらネットくぐって、皆でイエー!みたいな感じで遊んでました。そうした遊びの延長でいつの間にかできるようになっていたのかもしれませんね。道具を使ったスポーツというのは感覚が大切なので、幼少の時から遊びを通して身につけるのは重要かもしれません。そういったアドバンテージはあったと思います。
でも卓球の愛ちゃんみたいに負けて悔しくて泣くのとは真逆。本当にただふざけて遊んでただけでしたから(笑)

編集部まさにファンスポーツ!ですね(笑)
でも遊びの中で感覚を幼少期に養うって貴重な意見です。
そういうスタートが実は大切なんですね。

好きな仲間と楽しくバドミントン漬けの小学生時代

編集部小学生の時の練習はどんな感じでしたか?

池田父の指導するバドミントンクラブで基本毎日練習でした。平日は学校終わりに2時間、土日は試合があったり、練習時間も平日の倍とか。そんな感じです。ただ、当時はオンコート以外の練習はほとんどなくて、そこまでハードな練習でもなかったです。

編集部毎日練習で辛くなかったですか?遊びたいさかりですねよね。

池田クラブ辞めたい、バドミントン辞めたいというのは全くなかったですね。
バドミントンしてる時が一番楽しかったので。
その点は父の指導も良かったです。練習のための練習は辛いじゃないですか。
なので練習時に突然AグループBグループに分けて、「お前たち5点勝負な!」「皆んな行くぜー」とか始まるんですよ。そんな感じで仲間と楽しくバドミントン練習をしていました。
ここに来れば仲間がいるという、良いコミュニティがありましたね。

編集部楽しく続けるには良い指導者と良い仲間、環境が大切ですね。

いつも3番だった小学時代

編集部さて、小学生時代の試合成績はどうだったんですか?

池田当時は全国大会がなくて九州ブロック大会しかなかったんですが、カテゴリは小学生4年生以下、5年生、6年生の3つでした。結果をいうと4年生、5年生、6年生、全て九州3位でした。そんなにすごい成績という風にも自分では思ってなくて、すごい努力をしたとかでもなく。淡々としていたと思います。

編集部全九州で3位ですよね。十分凄いですけど。。池田さんらしいな(笑)

小学生時代の親の関わり方

編集部池田さんの場合は親であり、指導者でもあったお父さんとの関係はどうだったのですか?

池田小学校時代にはそこまで「強くなれ!頑張れ!」みたいなのはなかったですね。まあ、「九州1番になれ」とは言われましたが(笑)それよりも「食事はしっかり取りなさい」とか礼儀の方がうるさかったと思います。父の場合はクラブの指導者という立場があったので他の子の手前、自分だけに積極的に指導するというわけにもいかなったんだと思います。それがかえって自分には良かったと思います。過度な期待や押しつけの指導がなかったので伸び伸び楽しくバドミントンに打ち込めましたね。

編集部意外なお話でした。指導者がお父さんということで家でも練習場所でも常に熱血指導なのかと思っていました。

池田小学生の時にはオリンピックとかプロになるとかそんなことは全く考えていませんでした。小さい頃から遊び場が体育館で上のお兄ちゃんやお姉ちゃんに遊んでもらいながらバドミントンに触れ合い、低学年までは好きな仲間と好きなバドミントンをするだけでした。子供って小学校高学年くらいになると自我も芽生えてくるので勝ちたいという気持ちが自然と出てきて、試合で勝つために努力もする。親は子供がスポーツに自然に取り組む環境やコミュニティ作りに全力でサポートしてあげてほしいですね。きっかけを作るのは親しかいないと思いますので。

編集部親は子供に過度な期待はせず、プレッシャーも与えずに良い距離感を取ることが大切なんですね。また、子供には自然と好きになるような環境やコミュニティが重要だとわかりました。本日はありがとうございました。次回はオリンピックを目指すまでの道のりについてをお伺いしますので宜しくお願い致します。