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飯沼誠司さんに聞いた小学生スポーツにおける親の関わり方

編集部

競技志向の子供を持つお父さんお母さんに是非知って欲しいことをファンスポ!アンバサダーの飯沼誠司さんにお話を聞いて来ました。

編集部「親の子供への接し方について」アドバイスいただけますか?

親が結果に一喜一憂しない

飯沼子供は子供なりに頑張っているということをまず親が理解することです。だから過剰に頑張れ頑張れって応援するとか、出来た結果のみを一緒に喜ぶのではなく出来るまでの努力のプロセスもしっかり見てあげる。そのプロセスを讃える。アスリートを育てている親やコーチってこの辺りがうまいんですよね。

大切なのは結果に一喜一憂しないこと。子供は親の一喜一憂をしっかり見ています。例えば子供が3位になって喜んでいたのに親が「3位かって。。」落ち込んでいたら、子供も3位ではダメなんだって落ち込みます。そういうことが続くと他人の評価が自分の中で抵抗になってきてモチベーションが低下していきます。
子供に一番近い存在の親は理想を持ちすぎないで、その子の今の現状である一番の結果を受け入れ、その結果にたどり着くまでの努力のプロセスを讃えてあげて欲しいです。

できる瞬間を見逃さない

飯沼僕らコーチも気をつけているのができた瞬間を見逃さない。子供って必ずできる瞬間があるんです。5回やったらたまたま3回目だけできたとか。その瞬間を見てあげることで子供の自信に繋がったり、指導の良いヒントにもつながります。

練習後のご褒美はアイスより対話を

編集部競技力向上における親の役割はどうですか?

飯沼競技力向上における親の役割は非常に大きいと思います。

食事や睡眠など親も知識を持ってしっかりコントロールしてあげないといけません。
そういう当たり前のこと以外に「対話という会話」が重要だと思っています。
練習後にご褒美のアイスだけ買ってあげて無言で帰っていく親子をたまに見かけます。
アイスを買ってあげるよりも、「今日はどうだった?どんな練習したの?」
「今日のこんな練習キツかったよー」っていう親子の練習後の対話という会話が、つまり親子のキャッチボールはすごく大事です。子供は親が関心持ってくれること、吐き出すことができることで競技に打ち込める。アイスをいくら買っても親が無関心ではダメですね。

また、親が全てコーチに丸投げも良くないですね。コーチができるのは技術的な指導がメインです。「挨拶ができる、話をちゃんと聞ける、道具を大事にする」とかそういう基本ができる子は当然、伸びます。コーチが指導に集中できますから。トップアスリートを見ていても一流の選手はこの当たり前のことが当たり前にできていますね。

通いやすさ、自分に合うコーチ、良い仲間

編集部クラブ選びのポイントってありますか?

飯沼練習環境はとても重要です。通いやすいこと。自分に合う良いコーチがいること。良い仲間がいること。
これによって続けることができると思うんです。
僕の場合は水泳、サッカー共に競技志向だったので良いライバルと呼べる仲間がいること。きつくても仲間とともに乗り越えることができます。
個々に合った競技レベルをあげるのが得意なコーチの存在もポイントです。もちろん、楽しくやるのもスポーツの醍醐味なので自分にあった仲間やコーチというのを選ぶことが大切だと思います。

子供の足が危機的状況

飯沼「子どもの足部変形予防研究会」というのがありまして、大学の先生が中心となってデータ取って分析してみると扁平足、巻き爪、ハイアーチのなど様々な問題がありますね。
靴があっていない。外で遊ばない。ゲームのしすぎ。最近50メートル走で骨折する子まで出てきた。特徴的なのは足部が硬い、足の指を使えないとか。とにかく子供の足が良くない傾向になっているので身体の使い方など含めてスポーツ指導を通じてしっかりケアしていきたいですね。

編集部飯沼さんの足の形は最強と聞きました。どういう意味ですか?

飯沼足の様々な測定をしてもらったらどんな一流選手よりも僕の足の数値、バランスなどが最強だったということがありまして(笑)
これは仮説ですが、砂浜を走って指を砂で掴むことやバランスの悪い砂浜を常にコントロールしながら走るとか、波打ち際もボコボコしていますからね。
大学の時は砂浜を走り回ってましたからね。そういったことが良い足を生んだのかなって思いますね(笑)

編集部なるほど。砂浜でランニングにより、足に刺激や指で掴む、バランス、全て良さそうですね。砂浜ラン是非小学生にもやって欲しいですね。

勉強とスポーツの両立が一番
親子の対話さえあれば飴と鞭もいらない

編集部小学生のお父さん、お母さんへのメッセージをいただけますか?

飯沼子供がスポーツを続けられる環境をどう作ってあげられるのか。
「通いやすいことやその子にあったチーム選び」が非常に大切です。
また、勉強とスポーツの両立をしっかりするようにして欲しいですね。
やはり、勉強のできる子供は目標設定も明確にでき、コーチとのコミュニケーションもうまく取れますし指導内容を理解するのが早いです。
一つ一つなんのための練習か明確性に欠けると…競技も伸びない。1回の練習の理解度や吸収力の差が後々の大きな差につながります。また、勉強もスポーツをやることで集中力が鍛えられ、学力向上にも寄与すると思います。
あとはとにかく関心を持って「対話という会話」を増やすことです。
親子の対話さえあれば飴とムチもいらない。ぜひ子供の成長を楽しみながら応援してあげてください。